日々の様子

懇親会を行いました

2022.10.31

8月の開講から2カ月半が経過しました。

秋・冬野菜の植え付けもようやくひと段落し、畑も青々としています。

ダイコン(左)は一部間引いてお持ち帰り。菜っ葉ご飯にしたり、お味噌汁に入れたり。スーパーでは買えない野菜が、皆さんの食卓を彩っているようです。小松菜も葉がしっっかりしているのが分かりますね。

今日はイベントが盛りだくさんの日でして。午前中、基礎農場で管理作業を行った後、各自昼食をとって移動します。受入農家の一人であるナカスジファームの見学へ。

ナカスジファームでは自作のナスに向けて、苗の準備をされているところでした。

11月下旬には、この苗(穂木)と、台木を組み合わせた「接ぎ木苗」を作る作業があります。接ぎ木苗についてはこちらが参考になると思います。植物、自然の不思議と人間の知恵を感じるところです。

なお、その作業体験も、カリキュラムに組み込まれています。楽しみです。

圃場だけでなく、出荷調整場も拝見させていただきました。今はキュウリの最盛期。1日に数百ケースのキュウリを規格に分け、箱詰めし、出荷します。専業農家のさまざまな効率化の工夫がありますが、今日はかいつまんでのご説明。

夕方には、第2期塾生に皆さんに、第1期の修了生の皆さんと、受入農家の皆さんも合流し、大懇親会を行いました。写真はアーバンファームASAOKAの浅岡弘二さんが、海老芋について紹介している場面です。ナス・キュウリと同じく富田林の特産である海老芋を、野菜ソムリエでもある浅岡さんご自身の手で調理いただき、芋煮として振る舞って頂きました(完売)。非常に美味…!

これだけの人数で懇親会をすると、あまり皆さんと話せなかった…なんてことになりがちです。

今回は少し工夫して、農家も塾生も4グループに分けて、30分ずつテーブルを回りながらより多くの方と話せるようにしました。皆さん、手元の資料にメモしながら聞かれてますね。情報量が多すぎたかもしれませんが、良い感じだったように思います!

塾の後半では「農家研修」が解禁されます。

塾の運営には20名を超える農家が関わっていますが、毎週土曜の基礎研修とは別に、塾生自身が希望する農家・興味ある農家を訪問し、日々の農作業を体験することができる研修が「農家研修」です。受入農家の情報はカリキュラムと共にホームページに記載していますが、文字情報だけでは分からないことも多いですよね。

今回の懇親会を通じて、少しでも農家との(心理的)距離を縮めて、農家研修に行きやすくなってくれたらと思っています。仕事としての農「業」を自ら経験し、就農のイメージを高める機会として活用頂ければと思います。

11月は農業祭やマルシェ、もみがら堆肥づくりや接ぎ木研修等…様々なイベントがあります。怪我無く、楽しんでやれればと思います。

記事の一覧へ